フリーランスはブログを書いた方がいいって聞くけど本当?
SNSだけじゃだめ?
ブログを続けられる自信がない。
こんなお悩みありませんか?
結論からいうと、ブログは、効果的に活用すれば
継続的な集客にもつながり、メリットだらけなので書いた方が良いです。
しかし、メリットだらけにも関わらず、約90%の人がすぐにやめてしまうともいわれています。
この記事では、フリーランスがブログを書いた方がいい理由と、
ブログを効果的に活用して続けていく方法について解説していきます!
フリーランスがブログを書いた方がいい理由7選
営業ツールになる
ブログを書くことでウェブサイトのSEO対策が強化され、Googleの検索上位に表示されやすくなります。
SEO対策とは、ウェブサイトのコンテンツを最適化して、検索エンジンに上位表示される工夫をすることです。
検索エンジンの上位に表示されるということは、それだけクリックする人が増え、ブログ経由で自分のホームページや提供メニューなどを見てくれる人が増えるということです。
今までSNSしか活用していなかった人は、SNSからの流入しか見込めませんが、
ブログ記事を書いてSEOからの流入を増やすことで、集客がしやすくなります。
また、SNSは次から次へと投稿が流れていってしまうことから、
投稿の寿命が短いとされていますが、ブログ記事はその点では寿命が長いのです。
たまにGoogleで検索していて最初に出てきた記事を見たら、何年も前に書かれた記事ということはありませんか?
その記事はそれだけニーズが高く、何年経っても多くの人に読まれているという証拠です。
放っておいても集客をしてくれるという点で、ブログ記事は営業を自動化してくれるツールといえます。
※ただし、ブログ記事は定期的にリライトという修正をした方がアクセスは集めやすくなります。
何年も経過し、ブログ記事の内容が、現在では事実と異なっていたりすると、Googleの評価が下がり、検索エンジンでの表示がどんどん下位に下がっていきます。
WEB資産になる
営業を自動化してくれるというのは、WEB上の自分の資産を形成していけるということです。
これをストック型といいます。
一方で、投稿が次々と流れていってしまうSNSなどはフロー型といわれています。
フロー型には「結果が出るのが早い」などのメリットがありますが、
投稿をやめてしまえば反応もパタリとなくなってしまうというデメリットもあります。
SNSなどのフロー型は投稿し続けなければ集客効果を発揮できないツールです。
一方でブログなどのストック型の発信ツールは、過去の記事からもアクセスを集めることができるので、記事を書けば書くほど流入経路を増やすことができます。
ストック型ビジネスにつなげることができる
「WEB資産になる」という点と似ていますが、
ブログはストック型ビジネスにつなげることができます。
フロー型ビジネス:都度都度、商品やサービスを提供することで収益を生みだすビジネスモデル
ストック型ビジネス:しくみを作ることで、継続的に収益を生みだすビジネスモデル
世の中のほとんどはフロー型ビジネスになっていると思います。
フロー型ビジネスは、働いた分だけの収益を得るというスタイルで、労働と収入が比例します。
一方でストック型ビジネスは、一度しくみを作ってしまえば継続的に収益を生み出してくれるので、労働と収入が比例しません。
(労働以上の収入を得られる効果があるという意味で)
ブログはストック型ビジネスにつなげることができるというのは、
たとえば、アフィリエイト広告や、Googleアドセンス広告を貼ってブログそのものを収益化することもできるし、「note」などの記事のリンクにつなげて有料コンテンツを販売するという方法もあります。
お客様との信頼が築ける
ブログやホームページなどの独立した媒体のことをオウンドメディアといいます。
オウンドメディアはお客様との大事なタッチポイント(接点)であり、お客様とのコミュニケーションツールでもあります。
ホームページやブログで、自分のビジネスの世界観やコンセプト、バックストーリーを発信していくことでファン作りにつながります。
なにより、有益な情報を発信していくことで、お客様との信頼関係を強化していくことができます。
オウンドメディア:ブログやホームページなど、独自の独立した媒体のこと
ソーシャルメディア: instagramやTwitterなどSNSのこと
マーケティングが身につく
有益な記事は目的がないと書くことができません。
「誰のために」「何のために」書くかということが重要なのです。
「誰のために」「何のために」というところがはっきりしていなければ、いまいち何を伝えたいのかわからないぼんやりとした記事になってしまいます。
「誰のために」「何のために」を意識してブログを書くということは、
世の中の人はどういうことに悩んでいて、どういった内容の記事が多くの人に必要とされているかというニーズを考えて書くということです。
誰にも必要とされないブログを書き続けていれば、アクセスが増えたり、お問い合わせが増えたりなどの結果につながることはありません。
どうすれば読者に喜んでもらえるか?
どういう記事がニーズが高いのか?ということを考えながらブログを書いていくことで、
ビジネスマーケティングそのものが身につくようになります。
アウトプットすることで知識が身につく
ブログを書いていくということは知識をアウトプットしていくということです。
アウトプットは最大のインプットといわれていますが、アウトプットすることにより、学んだことや知識を自分の中に定着させることができるのです。▲
ただ学んだだけの状態(講義を聞いた、本を読んだだけの状態)では全体の5〜10%しか知識を定着させることができないのに対し、
人に教えるなどのアウトプットをすることで90%まで定着率を上げることができます。
また、何かを学んだり、インプットをするときにはアウトプットする前提でインプットすることで、効率よくインプットすることが可能です。
ブログを書くことによって、裏付けを取るためにインプットやリサーチをたくさんすることもありますが、記事に書き起こすことによって、知識を深めることと知識を定着させることを同時にすることができるのです。
文章力が上げて、制約数アップにつなげられる
ブログを書くことでライティング力を鍛えることができます。
「文章力なんて、上げる必要があるの?」
「私には必要ない気もするけど」と思う方もいるかもしれませんね。
しかし、フリーランスとして働くうえで、
文章力はあったほうが確実に有利です。
人の心理は、文章ひとつ、書き方ひとつで、決断が変わることがあるのです。
例えば、SNSを投稿するにしても
文章を書きますよね?
その際にも、書き方ひとつで、
読む人(クライアントになり得る人)にとって、
「この人に頼みたいな」
「この人のこと気になるから詳しくみてみよう」と
判断する基準になるんです。
読者はどんな記事を読みたいと思っているか、
どういう書き方なら読んでもらえるか、
どういった文章なら飽きずに最後まで読んでもらえるか、
ということを意識しながら書くことで、ライティングのスキルが身についていきます。
くりかえし書き続けることで、
いかにわかりやすく伝えるか、どう書けば伝わるか
ということを考えるようになるので、ライティングスキルが伸びていくというわけです。
ライターさんであれば、ブログ記事そのものをポートフォリオにすることができますよ。
フリーランスがブログを続けるためのコツ
ブログを続けるためには、続けられない理由をひとつずつ潰していきましょう。
期限を決めて根気よく続ける
前述した通り、ブログはアクセスが伸びるなどの結果が出るまでに少し時間がかかります。
がんばってブログを更新してもほとんど読まれていない…ということに、モチベーションが下がってしまう人も多いのです。
なので、ブログはそういうものだとして、まずは1年という期限を決めてやりきってみるというのがおすすめです。
人は、いつまで続ければいいかわからないことや、先が長すぎると感じることに対しては
なかなかやる気が出ないという性質があります。
1年という期限を決めることで行動を起こしやすくなるのです。
1年が長いと感じる人は半年でもかまいません。
半年〜1年も経てばアクセスも集まってきて徐々に結果が出始めます。
そのころにはブログを更新することが習慣化されているので結果的に半年や1年といわず長く続けることができるようになる人も多いと思いますよ◎
ブログのコンセプトを明確にする
ブログのコンセプトを明確にしましょう。
まずは、ブログ全体のコンセプトを決めていきます。
- 誰にこのブログを読んでほしいのか(ターゲット)
- 何を提供するのか(有益な知識、悩みの解決方法)
- ブログを読んだ人にどうなってほしいのか、どういう行動に写してほしいのか(目的)
ブログ全体のコンセプトを決めた上で、どんなジャンルのキーワードで書いていくかをマインドマップやExcelに書き留めておくのがおすすめです。
その上で、記事を書くときにはひとつひとつの記事に対してコンセプトを明確にして書くことで読者に刺さりやすい内容を書くことができます。
コンセプトを決めることは、
ブランディングにつながり、結果的に差別化に繋げることができるんですよ。
ブログを続けた先のビジョンを明確にする
ブログを続けた先の未来のビジョンを明確にしておきましょう。
ブログを書いていく作業はそれなりの時間の投資が必要です。
目的やビジョンが明確になっていないことで、ブログを何のために続けているのかわからなくなってしまいモチベーションが低下してしまうおそれがあります。
ビジョンはなるべく具体的に考えておきましょう。
集客のためにブログを活用するなら、毎月何件の受注が目的なのか。
ストック型ビジネスをするためのブログなら、毎月どのくらいのアクセスを集めればいいのか。
人はビジョンを具体的にしておくことで、実際の行動に移しやすくなるという性質があります。
ブログを書く媒体を変える
これまで、SEO対策やWEB資産の形成などを解説してきましたが、
必ずしもSEO対策やWEB資産の形成のためにブログを書く必要はありません。
SEO対策はそれなりの時間の投資が必要になりますし、SEO対策の型にあわせてブログを更新していく必要があります。
それは、ブログが独立した媒体であるということが前提です。
例えば、SNSなどの場合は、SNS内で回遊されるものなので、更新さえしていればSNSを使用している人に見てもらうことができます。
(といってもコンテンツの質が低ければ見てくれる母数は格段に下がりますが)
ブログなどのオウンドメディアは独立した媒体なので、SNSからリンクをつなげたり、SEOからの流入を確保しない限りなかなか見てもらえる機会がありません。
(WordPressなどを使用した場合の話です)
しかし、ビジネスをする上でオウンドメディアを活用することは必須です。
そこで、SNSのような側面もあわせ持つブログサービスやプラットフォームを使うのもひとつの手です。
これらはのサービスは、SNSのような側面も持ち合わせており、同サービス内での回遊が見込めるので、
SEO対策にそこまでこだわらなくてもアクセスを集めることが可能です。
(もちろん内容の質によります)
もしも、キーワード選定よりも、まずは書きたい内容が山ほどある、自分のミッションや想いを届けたいというタイプの人は、アメブロやはてなブログ、noteと相性が良いかもしれません。
自分がどういった適性なのか、
何が向いているのか、
ということを把握することはビジネスをしていく上で重要です。
まとめ
ブログはメリットだらけなので、フリーランスがブログを書かない理由はありません。
ブログはWEB資産として構築していくことができて、営業活動を自動化してくれるツールです。
(もちろん定期的に修正は必要ですが)
ブログを書くスキルを習得することで、マーケティング力やライティング力などのスキルや深い知識を身につけていくことができます。
とはいえ、なかなか結果が出るのに時間がかかるという面もあり、90%の人がすぐにやめてしまうという現状。
続けられない原因をひとつひとつ潰して、自分に合ったやり方を探ってみてくださいね!