動画作っても再生数回らない
説得力のある動画を作るのが苦手
最後まで見てもらえる動画を作るのが苦手
こんなお悩みありませんか?
YouTubeでインパクトのあるキャラクターや編集スキルも大切ですが
視聴者の心を揺さぶる言い回しや言葉遣いも重要です!
人を惹きつける言葉の言い回しのことを「コピーライティング」と言いますが、
このコピーライティングを理解せずに視聴者に動画を最後まで観てもらうことは
正直難しいです!
今回のこの記事では、イングリッシュおさるとしてビジネス系YouTuberで成功してる方の動画をコピーライティングの視点で分析していきます。
イングリッシュおさるさんが使うコピーライティング術
イングリッシュおさるさんが使っているコピーライティング術は以下の4つ。
- PASTORフォーミュラー
- GDTの法則
- PREPの法則
- インサイト
PASTORフォーミュラー
おさるさんは動画の冒頭で「PASTORフォーミュラ」という型を使っています。
PASTORフォーミュラというのは、動画の重要性を伝え、価値を感じてもらうテクニックのひとつです。
PASTOR(パスター)フォーミュラ
一つずつ詳しく紐解いていきますね。
P:問題 | 肝心の「英語学習何から始めればいいの? |
A:問題の増幅 | 僕の指導経験上、99%の人が英語学習を始めてすぐに辞めます。 |
S:解決策 | 始め方さえわかれば大丈夫。この動画を見れば… |
T:証言 | TOEIC900点や英検1級を取るための基礎力を3ヶ月で身につけられる方法を知れます。 |
O:提案 | 次のPと併せて促している |
P:行動 | 最後まで観ていってください。 |
引用:英語学習の始め方
冒頭の約2分間の間に、完結にPASTORフォーミュラーが活用されていて、思わず続きが見たくなるような仕掛けがされていました。
これを見るとどんな未来になれるか伝わるので最後まで見ようという気になりますね。
GDTの法則
GDTの法則とは、コピーライティングの技術のひとつで、
【Goal】目標、【Desire】欲望、 【Teaser】本性の3つの単語の頭文字をとったネーミングになっています。
おさるさんは、このGDTの法則をタイトル・サムネイル・台本と色んな箇所に散りばめて視聴者の欲求を刺激しています。
一つずつ見ていきましょう。
タイトル
おさるさんの人気動画のタイトルをまとめてみました。
・【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】
・【たった1動画で全てがわかる】英文法完全攻略【永久保存版】
【GDTのG(時間・お金、努力せず達成したい欲求)を利用したワード】
・最短最速
・完全攻略
・完全イメージ化
・有料級
・たった1動画ですべてがわかる
・一瞬で
・一冊だけで
・2カ月で文法攻略
・3か月で達成できる
・一撃で
【GDTのT(希少性や好奇心が気になる本性をくすぐる)ワード】
・永久保存版
・爆発的に
永久保存版や完全イメージ化といった、網羅性を感じさせる動画が人気な傾向にありました!一つの動画だけで完結したいという思いが見えてきますね。
サムネイル
タイトル同様、サムネイルにもGDTの法則は使われています。
「一瞬で」「一撃で」「3ヶ月で達成」など、GDTの法則のGを刺激する言葉がよく使われています。
99%の日本人が勘違い、99%の人が知らないはGDTのTを刺激する言葉です。
1サムネ1GDTくらい毎回の動画で使われていますね!
台本
おさるさんの台本にもGDTの法則は取り入れられています。
いくつかの動画を見てみます。
ちょっとハードルが高いことだと思われがちなんだけど、 みんなが普段していることに 「あること」を意識するだけで 今すぐに「英語脳」が手に入ります
- あること→GDTのT(好奇心)を刺激
- 意識するだけ・今すぐに手に入る→GDTのG(時間かけず努力せず達成したい欲求)を刺激
他の動画も見てみましょう。
本当に皆さんのリスニング力を今すぐに上げたいので もし今言ったことができないのであれば、 今すぐこの動画を見るのをやめてください
- 見るのをやめてください→GDTのT(反社会性が気になる本質)を刺激
※反社会性=禁止されていること。ダメといわれるとやりたくなる心理。
PREPの法則
おさるさんは本題を説明するときに、PREP法を活用しています。
PREP(読み方:プレップ)法:「結論」「理由」「具体例」「結論」の流れで情報を伝える文章構成のこと。 PREP法を使えば、「話す」「書く」どちらの場面においても、相手に分かりやすく簡潔に伝えることができます。
一つずつ紐解いていきますね。
P:結論 | 英語学習は、文法学習から始めましょう。 |
R:理由 | 文法が分からないと、そこから前に進めず95%の人が 英語学習をやめてしまうから |
E:具体例 | 文法が分からないってことをもっと分かりやすく例えると、そんな人ほとんどいないと思うんですけど友達に今見てる youtube で「イングリッシュおさるで検索して」って言ったら友達が youtube って何?って言ってきて youtube の意味から調べてるみたいなこと。なかなか前に進めない。 |
P:結論 | 英語もいちいち基礎に戻って学習していたら時間がかかりますよね。 だから最初に文法の9割を学習してしまった方が効率がいいです。 |
引用:英語学習の始め方
PREP法の型に当てはめて説明することで、説得力が上がる上に視聴者も理解しやすくなりますよ◎
インサイト:視聴者のツボを刺す
インサイトとは、視聴者自身が気づいていない隠れた心理のことです。
おさるさんは、視聴者のインサイトを刺すのが上手いんです!
このインサイトを刺すことで、一瞬で興味を引くことができ「なになに?!」と続きが見たくなるので、YouTubeなど長い動画においては重要なテクニック。
冒頭のインサイト
常識:実は英語脳ってちょっとハードルが高いことだと思われがちなんだけど、
新事実:みんなが普段していることに 「あること」を意識するだけで 今すぐに「英語脳」が手に入ります
このように常識の後に、常識を覆すような新事実を入れることでグッと視聴者の興味を惹きつけることができます。
他の動画も見てみましょう。
本題のインサイト
本題ではPREP法を活用していますが、PREP法とインサイトを組み合わせることで
より説得力を高めることができます。
おさるさんの組み合わせ技を観てみましょう。
結論+インサイト
英語脳を作るためには 常に英語がある環境に身を置くこととは言いません。
英語脳と聞くとこういうの聞いたことありません?
「常に英語がある環境に身を置こう」 「外国人の友達を作ろう!!」
ちょっとまって、ちょっとまって!「常に英語がある環境って…」 すぐに
作れなくないですか??(常識)
一撃で英語脳を作る方法は 「感情を込めて音読すること」です(インサイト)
一般論の後にインサイトが来ることで、より引き込まれますよね。
一旦共感しておいて、新事実をぶつけることでそんな〜と思いつつも、続きが気になってしまいます。
まとめ
今回は、イングリッシュおさるさんの動画を分析しながらコピーライティングについて
解説しました。
おさるさんの動画で使われているコピーライティングはこちら
- PASTORフォーミュラー
価値を感じてもらう。冒頭で使うことで興味を惹きつける - GDTの法則
人の欲求に刺す。サムネやタイトルで使える - PREPの法則
本題で使うことで説得力が増す - インサイト
衝撃の事実。冒頭や本題の冒頭で使うことで興味を惹きつける
無理なく一つずつ取り入れながら、惹きつける動画を作ってみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました^^