マーケティングで耳にする UGCって何?
UGCをどうやって活かすの?
UGCを使うときに注意することはある?
こんなお悩みありませんか?
UGCとは、UGCとはUser Generated Contentの略で、一般のユーザーによって生み出されたコンテンツを表す言葉 です。
SNSやYoutubeなどの投稿はこの UGCと言えます。
これら、 UGCこそが売上に直結するくらい、重要なパートです。
今回のこの記事では、これらの UGCがマーケティングにどう活用できて、重要な役割を担うのかについて解説していきます!
UGCとは:消費者のリアルな声
UGCとは、User Generated Contentsの略称。
企業ではなく、一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのことを言います。
SNSに投稿された写真や動画、ECサイトのレビューなど、いわば「生活者のリアルな声」です。日常生活で、普段から目にしているコンテンツですよね。
似ている言葉としてIGC(Infrulencer Generated Content)というものもあります。
言葉の通り、IGCは企業やブランドから依頼され、インフルエンサーが生み出されることが多いという特徴があります。
UGCが重要視される理由
最近の消費者は、世に溢れる広告には反応しなくなってきました。
それどころか、広告に胡散くささや押し付けがましさから嫌悪感を抱く人も増えてきているのが現状です。
実際にサイトで広告が表示されても、当たり前のように読まずに閉じていませんか?
そして似たような商品も世の中に溢れているため、どれだけ企業が『いい!』って宣伝しても、実際の口コミや使っている人の声がないと購入しない風潮になってきています。
こういった背景もあって、実際の人々が発信する UGCにはリアリティがあり信ぴょう性があるため、企業のマーケティング戦略の一つとして取り入れる動きが盛んになってきています!
購買の後押しをしてくれる
例えば、あなたが何か商品やサービスを購入したいと思った時に、インスタやYoutubeで
その商品のレビューや使用感を調べて参考にすることはありませんか?
このように、購入前の意思決定に UGCが活躍するシーンが増えてきています。
実際に企業のサイトや商品紹介も見ますが、ユーザー視点の口コミや情報を参考にするという方は増加傾向にあるようです。
マーケティングに UGCを取り入れるメリット
親近感や信頼感を出せる
UGCには、「商品やサービスの使用イメージを伝えやすく親近感が湧きやすい、客観性のある情報で信頼感があるという特徴があります。
ウィンザー効果という心理学がありますが、当事者の声より第三者の声の方が信頼されやすいという特徴があります。
有名人やインフルエンサーでは出せないよりリアルを醸し出せることで、使った後の未来を想像してもらいやすくなるので、押しつけ感なく信頼感UPできますね!
ECサイトやページのCVRの向上に繋がる
最近の消費者の傾向では、ネットで物を買う時に口コミやレビューをチェックするという方が9割を超えているとい調査結果が出ています。
ECサイトやページにUGCを掲載することは、商品やサービスの検討をしているお客様の購入の後押しになり、結果的にCVR(クリックや購入など)の向上につながります。
商品開発や改善のヒントになる
UGCは実際の消費者の経験談なので、商品がどう捉えられているか、どんな商品にいいねやコメントが多くついてるかなど分かりやすく目に見えます。
UGCのデメリット
手軽には扱えない
第三者が所有するコンテンツになるため、承諾なしに利用することはできません。
使いたいコンテンツがある場合は、当事者に承諾を得る必要があるため、DMやメールを通してやり取りを行うなどの手間が発生します。
やり取りが手間になるため、なかなか活用に踏み出せない企業も多くあるのではないでしょうか。
情報の正確さ、クオリティの担保が難しい
UGCは実際のユーザーによってコンテンツが作られているため、中には誤解を生む表現があったり、画質の悪い画像が使われている可能性もあります。
そうしたコンテンツは、かえってブランドの評価を下げてしまう恐れがあるため選別は
重要です。
投稿内容のコントロールはできませんが、掲載するコンテンツのルールは定めておくと
良いかもしれません!
UGCの活用例
UGCをサイトに掲載する
UGCは購買行動を後押しする重要なコンテンツなので、ECサイトや広告用LPに活用してみるのはおすすめです。
実際に UGCを活用している企業はを紹介します。
今では、アパレルサイトに口コミが掲載されていないサイトはないのではないかと
思うくらい、口コミ掲載は必須項目ですよね。
実際に、店員さんの着こなしが見れるのも参考になっていいですね!
UGCを広告クリエイティブとして活用する
広告クリエイティブにUGCを活用することで、生活者目線に立った訴求ができ、広告の”押し付け感”を払拭できます。リアル感があり、フィードに馴染みやすいUGCを活用することで、「この広告は自分に関係していそう」といった共感を醸成でき、クリック率向上を期待できます。
UGCをSNS投稿素材として活用する
SNS投稿にUGCを取り入れることで、お客様目線で商品やサービスの魅力を発信できます。「投稿のネタ切れ」対策にもなります。
お客様ならではの切り口で商品やサービスの魅力を伝えられるだけでなく、企業が発信するコンテンツに信頼感がプラスされて一石二鳥!
特定のハッシュタグで投稿されたUGCを公式アカウントのクリエイティブとして活用する場合が多いですが、UGCを投稿したユーザーからの許諾を忘れずにとりましょう。
実際にお客様の投稿をSNSで発信している例をご紹介します。
引用:林檎堂
こちらの林檎堂のアカウントでは、お客様が投稿したストーリーをリポストしています。
リポストされた側としても、公式のアカウントでシェアしてもらえることは嬉しいですね。
こちらのルルルンのアカウントでは、ユーザーのフィード投稿をリポストして
投稿しています。
そのまま商品ページに飛べるので、少ないステップで購入に進める利点がありますね!
UGCを活用する時の注意点
著作権侵害対策をする
UGCをマーケティングに活用する際は、原則として、投稿したユーザーから利用許諾を取得しなければなりません。
ただし、事前に二次活用の許諾を得ているモニターやインフルエンサー施策等の場合は、必ずしも許諾を得る必要はありません。
・ Instagramのメッセージ機能を利用する
・UGC活用ツールを使う
ステルスマーケティング対策をする
一般的に「ステマ」と呼ばれる事象。
企業からお金などの対価を受け取っているにも関わらず、それを記載せず
宣伝であるということを隠して良い口コミや評価を行う行為のことです。
2023年10月1日には景品表示法が改正され、これまで以上にステルスマーケティングに対する規制はますます厳しいものとなっており、企業は細心の注意を払う必要があります。
UGC投稿をモニターやインフルエンサーに依頼した際に、投稿上に関係性の明示をしない行為はステマに当たります。(ただし、第三者の自主的な投稿はステマ規制の対象外)
薬機法の広告規制表現対策をする
たとえ自然発生したUGCを使ったとしても、LPや広告にそのUGCを掲載する場合は、企業の表現物となるため、薬機法の対象になります。
活用するUGCを選ぶ際は、薬機法に抵触しないか十分注意する必要があります。Instagramの投稿をUGCとして活用する際は、対策の一つとして、コメント部分を非表示とし、「写真・動画」のビジュアルコンテンツだけを活用しているケースも見られます。
まとめ
今回は、UGCについてと活用方法について解説しました!
消費者の購買行動を後押しするには、第三者の声である UGCが有効です!
ぜひ取り入れてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました^^