フリーランス看護師ってなに?
実際の働き方を知りたい
フリーランス看護師ってどんなスキルが必要なの?
仕事はどこで見つけるの?
こんなお悩みありませんか?
昨今、注目を集めるフリーランス看護師ですが、まだまだ少ないのが現状です。
とはいえ、プライベートとの両立ができ、自分の裁量で仕事が決められるため
この働き方に憧れている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、始めたいと思ってもお仕事獲得でつまづく方が多く、エージェント選びを間違えると仕事が全く見つからないという事態になってしまいます…。
このことも踏まえて、今回のこの記事では
フリーランス看護師の働き方とスキル、お仕事探しに役立つエージェントについて解説していきます!
フリーランス看護師のメリット・デメリット
フリーランス看護師としての働き方
フリーランス看護師に求められるスキル
お仕事獲得にオススメのエージェント
フリーランス看護師とは
フリーランス看護師とは、特定の職場に属さずに個人事業主として働く看護師のこと。
現代の看護師全体で見るとフリーランスとして働く看護師はまだまだ少数派ですが、自由な働き方が注目される中で選択肢として考える方は増えています、
自分の裁量によって収入が変動するというリスクがある分、努力が結果に反映されやすいというメリットがあるため、人によって向き不向きが大きく分かれがち。
自分の理想とする看護師像をしっかりとイメージした上で、適性に合わせた選択をすることが大切ですね◎
フリーランス看護師のメリット
フリーランス看護師のメリットはこちらです。
- 職場の人間関係で悩むことが減る
- 場所や時間を自由に決めて働ける
- 案件によっては高収入も目指せる
一つずつ詳しく解説していきますね!
職場の人間関係で悩むことが減る
看護師の離職の原因でトップを占めるのが、「人間関係」ではないでしょうか。
私も人間関係が原因で何度も辞めたいと思っていました。
フリーランス看護師の場合は、同じ場所に長くいることが無いため
煩わしい「人間関係」に悩まされることもなくなります。
人間関係の悩みから解放されて、業務にだけ集中したい人にとってはメリットですね。
場所や時間を自由に決めて働ける
自分のライフスタイルに合わせて勤務スケジュールを自由に管理できるのも、フリーランス看護師のメリットの一つです。
仕事や生活の優先順位を自分の理想に合わせて変えられるので、プライベートの時間を充実させやすくなります。
状況によっては収入が激減する可能性もあるため、安定志向の人や、リスクを極力避けたい人にとってはデメリットにるでしょう。
案件によっては高収入も目指せる
フリーランス看護師は、働き方や頑張り次第で、常勤で働くよりも高収入が期待できます!
看護師として専門性を高めたり、夜勤専従といった働き方を選んだりすることで、短い労働時間で効率的に収入を得ることも可能!
フリーランス看護師のデメリット
フリーランス看護師のデメリットはこちらです。
- 収入が不安定になりやすい
- かえって自由度が低くなる
- スキルアップの機会が減る
収入が不安定になりやすい
一番デメリットに感じるのは、収入が不安定になることではないでしょうか。
組織に属していれば、体調不良で休んでも有給休暇として給料が支払われますが
フリーランスの場合は、自分の稼働時間がそのまま収入に反映されます。
次の契約が決まっていなければ、収入が途切れてしまうこともあるため、生活防衛費などの貯蓄は必須です。
毎月決まった給料が支払われるということが日々の安心感につながっている場合は、常勤看護師のほうが向いているかもしれません。
かえって自由度が低くなる
固定の勤務時間が定まっていないため、常勤の看護師時代よりも稼働時間が増える可能性があります。
収入の不安定さをカバーするために、自由な時間を返上して働いてしまっては、結果的に不本意な仕事量となることも。
収入の不安定さが、モチベーションではなく、焦りやプレッシャーになりやすいと思う場合は、常勤で働いたほうが余裕を持って過ごせるかもしれません。
スキルアップの機会が減る
病院で働いている時は、福利厚生の一つとしてスキルアップの機会が設けられていたと思いますが、フリーランス看護師の場合、職場での指導や訓練の機会がなくなるというのもデメリットになります。
フリーランス看護師は常勤看護師と違い、病院側が研修や勉強会を設けてくれることはないため、常に新しい目標に向かって自主的に学ぶ姿勢が求められます。
日頃から積極的に情報収集を行い、研修や学会に参加することが大切です。
フリーランス看護師としての働き方8選
1.常勤看護師の欠員要員
看護業界は慢性的に人手不足のため、常勤看護師が休みを取る場合の欠員要員として
出勤する方法があります。
これまでに常勤看護師としての実務経験がある方にとっては、取り組みやすい働き方といえるでしょう。案件によって曜日や勤務場所は様々ですが、夜勤をするかどうかも自分で選ぶことができます。
2.訪問看護
訪問看護も、フリーランス看護師が請け負っている仕事の一つです。
訪問看護の仕事をするには訪問看護事業所に就職・転職する方法が一般的ですが、一部の事業所では登録制でフリーランス看護師と労働契約を結んでいる所も。
常勤看護師の休日や欠勤日にヘルプとして入る場合もあります。
3.研修・学会のスタッフ
看護師が受ける研修や学会もフリーランス看護師の職場の一つです。
具体的には、「講師として自分の看護スキルを活かした講演を行う」「スタッフとして研修のサポートを行う」といった業務が挙げられます。
専門看護師や認定看護師の資格を所持している人や、特定の診療科で専門知識を身に付けた人であれば、チャレンジしやすい領域!
4.ツアーナース・イベントナース
旅行に引率するツアーナースや、イベント会場などのイベントナースも、
フリーランス看護師に人気の働き方です。
ツアーナースやイベントナースの仕事は単発での契約となるため、スケジュールを
うまく調整すれば収入を増やせるという利点があります。
5.健診スタッフ
全国の学校や職場、地域などで行われる定期健診もフリーランス看護師が
挑戦しやすい分野の一つです。
健診スタッフの業務委託案件は比較的数が多いです。
健診の仕事は1日のみ、もしくは短期間である場合がほとんどのため、他にも安定した収入源となる仕事があると安心です。
6.看護師ライター・監修者
看護師ライターは、看護スキルや現場経験を活かしてコラムを書いたり、編集を行ったりする仕事です。
執筆環境があれば場所を問わずに仕事ができるため、自宅や外出先でも働けます。特に育児中や介護中で、通勤が難しい人にはおすすめ。
また、監修者として、ライターが書いた記事を監修し、監修料をもらう方法もあります。
7.美容クリニック
急成長を遂げている分野としては、美容クリニックも選択肢の一つです。
美容クリニックには、アートメイクや脱毛、ダーマペン、ハイフなど、さまざまな施術業務がありますが、中でも、アートメイクのフリーランス看護師として活躍する人が増えています。
アートメイクの看護師を目指す場合は、看護師免許を取得した後、美容クリニックに就職して教育を受けるか、学校に通ってスキルを付けるといった方法があります。
8.起業する
フリーランス看護師として、ビジネスを展開したいという場合は、起業するのも
一つの手です。
コンサル業、カウンセリング業、セミナー講師などであれば、看護師としての武器を活かすことができ、挑戦しやすいです。
フリーランス看護師に必要なスキル
コミュニケーション能力
フリーランス看護師は、働く場所がその都度変わることから、どのような環境でも臨機応変に対応できる能力がは必要不可欠です!
そのため、柔軟性やコミュニケーション能力はフリーランス看護師をするにあたって必要なスキルでしょう。
クライアントと良好な関係を築くことができれば、継続して案件を紹介してもらえる可能性もあり!
自己管理能力
フリーランス看護師は周りからのサポートがないため、自分の身の回りのことをすべて管理する必要があります。
仕事に支障が出ないよう健康管理を徹底するのはもちろん、複数の仕事を掛け持ちする場合は、ダブルブッキングを回避するためのタスクマネジメントやタイムマネジメントスキルが求められます。
自己管理能力に自信がある人は、フリーランス看護師に向いているかもしれません!
即戦力となる知識・経験・技術
フリーランスの看護師は即戦力として雇用される場合がほとんどです。
そのため、必然的に経験豊富な看護師が有利となり、専門分野に特化した看護スキルや優れた技術を身に付けているかが求められます。
臨床現場での経験年数はもちろんのこと、売り込める要素が複数ある人は、重宝されて活躍の場を広げられる可能性が高いです!
フリーランス看護師になるための流れ
1.働くスタイルを決める
まず自分が、フリーランスとしてどのようなスタイルで働きたいかを考えます。
勤務場所や勤務時間、仕事内容など、フリーランスとして病院や施設での勤務ではなく、看護師ライターや監修者、起業などを目指す場合は、作業場の確保も必要になります。
自宅での作業が難しい場合は、コワーキングスペースといった選択肢も候補に入れながら、良質な仕事環境をつくる工夫が必要です。
2.個人事業主になるための手続きを行う
次に、最寄りの税務署で事業者名や住所といった必要事項を記入し、開業届を提出しましょう。開業届を提出せずにフリーランスとして活動することも可能ですが、提出することで青色申告ができるようになる、事業をしていることが公的に認知されるといったメリットがあります。
確定申告についてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
開業届の提出が完了したら、自治体窓口で国民健康保険や国民年金への切り替えを行います。
派遣先によっては、社会保険に加入できる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。また、万が一医療事故を起こしたときのことを考え、看護師賠償責任保険に加入しておくと安心です。
3.仕事を獲得する
フリーランス看護師として働く環境が整ったら、いよいよ案件を探します!
フリーランス看護師は、病院や施設に勤めていたときとは違い、働く場所が常に用意されているわけではないため、自ら勤務先を探す必要があります。
軌道に乗るには時間がかかることも多いため、フリーランス看護師として働く前に、ある程度仕事の目途を立てておくとスムーズかもしれません。
フリーランス看護師の求人の探し方
フリーランスに特化したエージェントに相談する
フリーランス看護師は常にアンテナを張りながら仕事を探す必要があります。
そのため、フリーランスに特化したエージェントのサポートを受けながら、
案件を探すのもおすすめです!
エージェントを活用することで、自分の希望条件に合った求人の紹介を受けられるのはもちろん、最新の情報を入手できる状態を作れるメリットがあります。
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各エージェントによって、地域や業務内容によって案件に差があるため、エージェントは全て登録して自分に合う求人を探してみるのがおすすめです!
ハローワークを活用する
フリーランスに踏み切るべきか判断がつかない場合は、ハローワークに相談してみるのも
一つの手です。
アドバイスを受けることで、フリーランス以外にも魅力を感じる働き方があるかもしれません。第三者の意見を取り入れて視野を広げることも大切ですよ!
まとめ
いかがでしたか?
フリーランス看護師は、自由な働き方として昨今注目を集めている働き方です。
「常勤のような安定感がなくなる」「事務作業の時間も確保しなければならない」といったデメリットはありますが、仕事や生活をデザインしたいという強い気持ちを持つ方にはおすすめの働き方です!
フリーランス看護師を目指す場合は、看護の現場で学んだことが多ければ多いほど、実力を裏付ける指標となるため、経験が豊富な方はぜひチャレンジしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました^^